「リスクを取らない事が、最大のリスク」という表現があります。
一見すると、人を煙に巻いたような意味不明な文章にも見えてしまいます。
しかし、極端なリスク回避に努めようとする人々への注意事項の文章として解釈すれば、
なかなか鋭い指摘とも受け取る事が出来るかもしれません。
人間も動物である以上、どうしても、リスクを出来るだけ回避しようとする
本能が生まれつき備わっているという説があるようです。
原始生活では、まさしく日々リスクとの戦いだったとされており、
いかに危険を回避するかが、当時の賢者だったとも思います。
そのため、危険な行為は出来るだけしない、危険な動物とはなるべく戦わない、
危ない場所からはいち早く逃げ出すという法則が正しいものとなり、
その結果として子孫である現代人も、未だにリスク回避の本能が
色濃く残っているという説があります。
狼やライオンが、実際に襲ってきたという脅威からは逃げなければいけませんが、
現代社会ではそういったリスクはかなり低いものと思います。
それよりもリスク回避し過ぎた結果、別の落とし穴に落ちてしまうという事例の方が
深刻化しているようにも見えます。
例えば、知りたくない情報があった場合、それを回避し続けて行けば
思考停止状態になるケースがあります。恐くても、知りたいものであれば
向き合う勇気も時には必要です。甲状腺癌の症状についても、
必要であれば、しっかり向き合う姿勢が要る時もあります。